Osterfeuer オースターフォイアー 火のお祭り

旅行

今日は、Karsamstag カール・ザムスターク 聖土曜日です。

REWEレーヴェのスーパーに行くと、レジに色とりどりの卵が置かれていて、1人1個ずつ持ち帰っていいと言われました。

REWE のスーパーに置かれたイースター卵
1人1個ずつもらった卵

この日は毎年、Ostermarsch オースター・マルシュというイースターデモ行進が行われるそうです。

今年も、ベルリンのほか、シュトゥットガルトやハノーファーでも行進があり、早期の戦争終結や軍縮をかかげて、とくに若い人たちが集ったと報道していました。

しかし、私たちは、デモ行進には行かないで、街の反対側 Spandau シュパンダウ地区に向かってバスに乗りました。昔から、Karsamstag には火を焚いて冬を追い払う風習があるのだそうです。

カント通りとライプニッツ通りという、ドイツ哲学者の交差点から、西方向に約30分ほどバスで揺られました。
こちらが、火のお祭りを主催していたGatow ガトウ消防署です。
ひろびろとした牧草地に着きました
柵で囲まれた場所は、避難路などの指示もしてありました。
お祭り会場のすぐ隣(右後方)は、畑で、小学生の男の子がお母さんの畑仕事を手伝っていました。
ありがたいことに、無料のトイレまで設置されていました。
女子トイレは常に長蛇の列です。後ろの人から「早く、早く、さっさ、さっさして」と声が上がると、みんなが便乗して声を上げ始めます。順番がきたのにぼんやりしている人がいたりしたら、時計を見て大声で秒を数え始める人もいたりして、トイレに並ぶのさえもみんなで楽しんでいました。ぼんやり屋の私も、さっさと動きました。
こちらは男性用トイレです。夫がおもしろかったといって撮ってくれました。
子どもの消防団員も、ユニフォームを着て大活躍でした。
Wildschwein ヴィルトシュヴァイン いのしし肉や、Spanferkel 子豚の丸焼きや、ジャーマンポテト(じゃがいものスライス炒め)など、熱々を提供していました。
枝の巨大な山は、5つほどありましたが、子どもたちも楽しめるようにという配慮で、17時になると(ぜんぜん暗くないうちから)一つの山だけ先に火をつけていました。Bagger バッガー(パワーショベル)が、別の山から枝を運んでは、火の勢いが衰えないようにしていました。

まだ日は長かったのですが、私たちも、子どもたちのように早く切り上げて帰りました。

帰りのバスの停留所で。鳥の鳴き声と、教会の鐘の音。

帰りのバスでのこと。1歳くらいの女の子が大きな声で泣いていました。トルコからのきた家族連れのようでした。私たちは、そのすぐ後ろの座席に座りました。

しばらくして、夫が、女の子に向かって、いない いない ばあ をし始めました。一生懸命に表情を動かして、いない いない ばあ と繰り返すのですが、女の子はさっぱりつれない顔で、むしろ助け舟を求めるように私のほうばかりを見ます。しかたないので、私も夫に調子を合わせることにしました。

2停留所くらい、夫も私も、辛抱づよく いない いない ばあ を続けていましたが、女の子も疲れたのか、横を向いてしまいました。

残念だったね、せっかく頑張ったのにね、と話していたら、3停留所目くらいで、急に女の子が、顔を下に向けて、小さな手を両目に当てるのです。なんと、夫の真似を始めたのでした。

夫も、女の子に合わせて、いない いない ばあ をするし、私も、女の子に合わせて、いない いない ばあ と言うし、さぞ、後ろの座席の人はおかしかったことでしょう。

そうやって、私たち3人は、いない いない ばあ を続けていましたが、やがて、女の子が降りる停留所が近づくと、女の子はバイバイと手を振り始めました。お母さんに抱かれてからも、バスを降りてからも、女の子はずっと、私たちが見えなくなるまで手を振り続けていました。

小さな友情が生まれた、といって、夫は満足そうでした。