Botanischer Garten Berlin ボタニッシャー・ガルテン・ベルリン (ベルリン植物園)

くらし

アパートが開催するイベントで、植物園へのツアーがあるというので、夫といっしょに参加させてもらいました。

ガイドツアー(1時間半)の限られた時間では、とても歩き回れない広さ(東京ドーム約9個分)です。この広大な土地に、世界中から集められた植物が育っています。

植物園内図です。今回のガイドでは、上部ピンク色のGewächthäuser ゲヴェヒト・ホイザー(温室)を歩きました。

1679年にブランデンブルク選帝侯によって作られたのが最初です。宮殿内の薬草園が手狭になったため、Schöneberg シェーネベルクへ拡張された園庭でした。

倹約家の「軍隊王」の時代になると、維持費が高すぎるため、プロイセン科学アカデミーの管理下に移されました。そうして、広範囲の収集と研究が始まり、王立植物園となりました。

やがて、そこも手狭になったので、1910年には、Dahrem ダーレムのじゃがいも畑だったこの場所へ移されました。

プロイセンの没落とともに所有者が不在となりますが、ベルリン市での管轄を経て、いまはベルリン自由大学が管理し公開しているそうです。

ここは野鳥の楽園として知られています。
入口近くにあるのは、樹齢127年の Silber-Pappel(銀ポプラ)

ツアーガイドは、温室のいくつかを歩くコースでした。温室は、公開されているものだけでも十数棟あり、6,000平方メートル以上の面積があるそうです。

Alluaudia ascendens マダガスカルから来た10メートル以上になるこの木は、葉はハート型ですが、トゲもあります。現地の乾季には葉が落ち、トゲだけの「鬼の金棒」状になるそうです。ドイツでは、Madagaskar-Kaktus マダガスカラー・カクトゥス(マダガスカルのサボテン)というあだ名で呼ばれています。
Goldkugelkaktus(キンシャチ 金鯱)いちばん大きいのは約180歳?、次に大きいのは約100歳だそうです。
アフリカ東部の熱帯地域からきた Rotheca myricoides (日本ではブルー・エルフィン)。Blue Butterfly Bush とも呼ばれるそうです。
オーストラリア・ゾーンには、いろいろな種類の食虫植物がありましたが、私たちはそこをさっと走り抜けました。
葉っぱの下に隠れるようにして花が咲いているのがおもしろいです。
シナモンの香りがする花でした。
Känguruhpfote カンガルーの前足という名前です。なるほど。

ガイドツアーはあっという間に終わりました。解散のあと、少しだけ園内を歩きました。

Jugendstil ユーゲントシュティル(アール・ヌーボー様式)の温室がありました。内部は、美しく植樹されていて、居心地のいい場所でした。

Mittelmeerhaus ミッテルメア・ハウス(亜熱帯温室)1904年

温室を出ると、世界各地の森林や草原を思わせる庭が続いていました。

本来、遠く離れた場所に生息している植物たちが、隣り合わせに育っているのは、不思議なものでした。どうやってこの地に馴染んだのでしょう。

Botanischer Garten Berlin | Botanischer Garten Berlin

入場料は、大人10ユーロ(私たちは団体料金だったので、ひとり6ユーロ)ですが、近所の友人は年間チケット30ユーロを毎年、購入していて、たびたび散歩に来ている、と話していました。