鯛のバーベキュー

くらし

息子のガールフレンドの Anna さんから、ご両親が私たちを招待してくださると聞いて、心待ちにしていた日がきました。

熱波の影響は薄らいだけれども、あいにくお天気は下り坂。バーベキューの用意をしてもらっていたのに残念です。

彼女のお母さんが私たちを、ブランデンブルクのお宅まで車で運んでくださいました。ブランデンブルクといっても、ベルリンの壁のあったところをほんの少し過ぎただけのところです。

お宅の庭は、高い樹が何本か生えているような、自然を楽しめる空間なのですが、フェンスで囲まれています。

なんと、夜イノシシがやってくるのだそうです。イノシシたちはフェンスを乗り越えて入ってくるので、その音に目が覚めて、電灯で威嚇するとのこと。

そういえば、Anna さんから春先に、こんな映像をもらっていたのを思い出しました。彼女の友人から送られてきたものだそうです。

そんな庭で、彼女のお父さんが、魚を焼いてくれました。大きな鯛を4匹も買って、グリル用の魚挟みも4つ買って、なんと初挑戦なのだそうです。

お母さんは、「うまくいくか疑わしいけど、彼は、ぜひ実験したいようだったから」と、懐の広そうな笑顔で話していました。

ご覧のとおり、見事に焼けました。私たちにとってはドイツで初めての焼き魚です。その美味しさといったら…もう忘れられない味になりました。

他にも、私たちの味覚に合わせて、あっさりしたサラダなどをお母さんは用意してくださっていて、ほんとうにありがたい、滋養豊富な食事でした。

そのうち、Annaさんの弟も合流して、早朝からエアフルト(ベルリンから250km以上離れている街)に行ってデモに参加してきたという、ホットな話題も提供してくれました。ちなみに、今日はAfDの党大会の日で、その会場を取り囲んで、約3万1000人の抗議デモが行われたそうです。いまや、AfDは全国世論調査で首位に立つ政党となっています。

Annaさんのご家族は、いろいろな話題への対応がとても自然で、心から耳を傾けてくださっていることが感じられて、私にとってはとても心地よい数時間でした。Anna さんの人柄の柔らかさが育まれてきた過程を想像して、うれしい気持ちになりました。