Gedächtniskirche ゲデヒトニス・キルヘ(カイザー・ヴィルヘルム記念教会)/ BIKINI ビキニ(ショッピングビル)/ KaDeWe カーデ・ヴェー(デパート)

歴史

Kaiser-Wilhelm-Gedächtniskirche (カイザー・ヴィルヘルム記念教会) で、ガイドがあるというので、挑戦することにしました。

予約不要なガイドと、要予約のものとがあり、5ユーロの寄付を提示されていました。

予約不要のほうの、毎日11:15、12:15… 16:15という毎時に行われるガイドに行ってみることにしました。

ほんとうは廃墟となっている鐘楼のほうを見てみたいと思っていましたが、今日はそのガイドは行われていませんでした。

Zoologischer Garten ツォーロギッシャ・ガルテン(動物園)駅からすぐの場所です。写真の右後ろには、Zoo Palast ツォー・パラスト 映画館が見えます。
落成 1961年12月17日 Architekt 建築士 Egon Eiermann と Glaskunst ガラス工芸家 Gabriel Loire の名前があります。
これは、磔(はりつけ)の跡が手足にありますが、復活したイエスだと言われるそうです。大きく腕をひろげて、人々を祝福しているそうです。

新教会に入ると、青い静寂に包まれました。

それもそのはず、このステンドグラスの壁は二重壁で、戸外の音を遮断する設計になっているのだそうです。

内側には透明なガラスが中心に使われているのですが、外側ガラスの青が映り込んでいて、全体が青く見えるのだそうです。

この日この新教会のガイドに集まったのは、子ども連れも含めて10名くらいでした。

ガイドが始まると、「英語で話してもらえますか」という参加者がいたので、その人に応じて英語でも話されました。同じ内容が2回、繰り返して話されるので、とても助かりました。

外側と内側のステンドグラスの間を、ガイドさんといっしょに歩きます。
外側のステンドグラス。太陽光をできるだけ採り込むために、ガラスを薄くするよう打ち付けられた跡がたくさんあります。
内側のステンドグラス。透明なガラスが中心になっています。
ここは、イエス像の裏側です。先ほど見たイエスの足が見えます。
「W.E.」と「E.E.」は、それぞれイニシャルで、資金調達などをした Wolfgang Edger ヴォルフガング・エトガーと、建築士 Egon Eiermann エゴン・アイアーマンのものだそうです。
礼拝堂内部からはこのように見えます。
「Ei」アイは、卵というドイツ語ですが、建築士 Eiermannは、Eier アイアー(卵の複数形)Mann マン(男)=卵男という意味になります。この建物を、卵男が作った箱「Eierkiste アイアー・キステ(卵の箱)」とも呼ぶそうです。
Kaiser-Wilhelm-Gedächtniskirche カイザー・ヴィルヘルム記念教会の「K」をあしらっています。隣の廃墟になってしまった教会は、初代ドイツ皇帝 カイザー・ヴィルヘルム1世を記念して、孫のヴィルヘルム2世によって建てられました。
ガラス工芸家 「Gabriel Loire」 ガブリエル・ロワール の名前と、彼の工房がある都市「Chartres(シャルトル)」と、制作年代「1959.1960.1961」が記されています。
床に埋め込まれた、大きさや色が異なる丸は、テラコッタ(素焼きタイル)で作られていて、Eiermann Pearlen アイアーマン・パーレン(真珠)と呼ばれています。
Eiermann アイアーマンがデザインした、シートベルトの生地を使った椅子は、ベルリン・チェアと呼ばれるそうです。当時までの教会の椅子は数人がけのベンチでしたが、1人用の椅子にして、柔軟に動かせるようにしたそうです。讃美歌を置くところと、帽子をかけるところが、それぞれの椅子の後ろについています。
「プロテスタントの殉教者たちへ」 ナチス・ドイツの犠牲となったキリスト教徒たちを追悼しています。ヒットラー暗殺計画の20年後の964年7月20日に設置されたとあります。

教会を出てから、近くのBIKINI ビキニ・ビルに立ち寄りました。いずれも、Zoologischer Garten 駅のすぐそばにあります。

Zoologischer Garten 駅は、旧西ベルリンの交通の要衝で、戦後、最も早く復興がなされた地域です。

その復興の象徴となったのが、カイザー・ヴィルヘルム記念教会や、Kurfürstendamm クルフュステンダム(Ku’damm クーダム)通りや、このBIKINI ビキニだったそうです。

雑誌 moderneREGIONAL より 1960当時の様子 カイザー・ウィルヘルム記念教会の向こう側に、BIKINIが見えています。
雑誌 moderneREGIONAL より 1960当時の様子

このビルが BIKINIと呼ばれたのは、2階(日本式だと3階)部分が吹き抜けになっていて、水着のビキニのように、上部分と下部分が分離しているように見えるからだそうです。

その構造の鉄筋やコンクリートが、今も残されているそうです。

Kunst Pause für Hunde クンスト・パウゼ・フュア・フンデ (犬のための アート・ブレイク)
Photokabine フォト・カビーネ(写真撮影ボックス) ベルリンには、このようなアナログ写真機が残されています。4回フラッシュがたかれ、印画された用紙が、現像液などに浸されて、乾燥されて(生乾きで)出てくるそうです。
地元メディアの「rbb ベルリン・ブランデンブルク放送局」のサテライト・スタジオが入っています。
「studio eins」が、そのスタジオです。月曜~金曜の19~21時には生放送されていて、予約すれば、無料で見学もできるそうです。
このビルは、ベルリン動物園に面しています。
この地域で、旧西ベルリンの高級婦人服を製造していたという歴史にちなんで、製糸機械が置いてあります。
日本のショップがありました。
Kantini カンティーニのラウンジは、2階(日本なら3階)の戸外に開けたフードコートで、動物園を見下ろせるのだそうです。

BIKINIを出て、ついでにもう少し歩いて、創業1907年の、ヨーロッパ最大級という高級デパートKaDeWe カーデーヴェー に行きました。

Ku’damm クーダム通りの東の端(Wittenbergerplatz ヴィッテンベルガー・プラッツ駅のそば)にあります。

日本のデパートと違って、最上階が食品売場でした。街を眺望できるレストランや喫茶店が入っています。

高級品ばかりで、居心地が悪くて、お土産を買うときにまた来るかな、ということで帰りました。