Mein kleiner grüner Kaktus マイン・クライナ・グリュナ・カクトゥス (私の小さな緑のサボテン)

ことば

ツバメがたくさん飛んでいます。日本のツバメに比べると、二回りくらい体が大きいです。ヴィーッとかズィーッとかいう感じの、ビブラートの効いた高い声で鳴きます。

集団で猛スピードで飛び回っていて、近づいてくると、うるさいほどです。といっても、日本のセミにはとても敵いませんが。

ドイツの友人に、日本のツバメは「土食うて、虫食うて、口渋い」と鳴くのだといったら、Zungenbrecher(ツンゲン・ブレッヒャー)(舌を噛みそう、早口言葉)だなと言っていました。

それから、キツネもよく見かけます。日本のキツネに比べると、脚が長くて背が高いです。

先日は、カラスに追い立てられているのを見ました。車道の手前で立ち止まって、左側を確認して、車が途切れるのを待ってから、中央分離帯へ、そして、右側からの車が途切れるのを待って、車道の向こう側へ、消えていきました。私よりもよっぽど車に慣れています。

さて、先週、教会の Kleiner Chor クライナー・コア(小さなコーラス)に加入させてもらいました。

60歳以上の女性のためのコーラス・グループで、讃美歌のほかにも、よく知られた歌曲を、3部に分かれて歌います。とりわけカノンをよく歌います。

夫がサッカーチームで、罵声やストレートな物言いのなかで、競技しているのとは違って、こちらのコーラスは、脱力系のユーモアや、たわいのないおしゃべりがあふれています。

Wie jung bist du? ヴィー・ユング・ビス・ドゥ?と聞かれました。普通は、Wie(How) alt(old) bist(are) du(you)?なのですが、alt(old) でなくて、jung(young) なのです。いいですよね。Ich bin sechsundsechzig Jahre alt, … oder Jung.

聞き取りができなくて、申し訳ないことが多いのですが、不安なときには聞き返すというのが、やっと少しずつ出来るようになりました(笑)。

この日は、6月28日の Sommerkonzert ゾンマー・コンチェルト(夏コンサート)のための楽譜が配られました。

そのなかに、「Mein kleiner grüner Kaktus マイン・クライナ・グリュナ・カクトゥス」という歌があって、指揮者のKantorin カントーリン(教会音楽家)が次のようなことを話してくれました。

Max Harry Frommermann が、この近所に住んでいたとき、Comedian Harmonists コメディアン・ハルモニスツ というアカペラグループを結成したので、その家には銘板があること。

やがて、グループは、ヨーロッパ中で有名になったけれども、ナチスによって退廃音楽として演奏を禁じられ、さらに彼はユダヤ系の背景をもっていたため、国外へ(オーストラリアからイギリスへ)亡命せざるを得なかったこと。

彼の Stolpersteine シュトルペル・シュタイン(つまづきの石)が、Paulsborner Straße 20 の家の前にあります。

そのグループのお別れコンサートの様子が、北ドイツ放送の記録に残されています。7分05秒あたりです。

こちらは、Mein kleiner grüner Kaktus の当時の演奏スタイルを再現したコンサートの様子です。1分50秒あたりです。

Comedian Harmonists コメディアン・ハルモニスツ のことは、映画にもなっているようです。