Deutsche Oper Berlin ドイチェ・オーパー(オペラ)・ベルリン

ことば

ベネズエラの地震や、日本のダブル台風や、いろいろ聞こえてきますが、ベルリンでは今日は気温が41度超えとなりました。

ポツダム広場に、警察の放水車が出動し、暴動鎮圧ならぬ、熱波への対応として、霧の雨を降らせました。粋なことをしますね。

さて、私たちは今日は、Deutsche Oper Berlin ドイチェ・オーパー・ベルリン(ベルリン・ドイツ・オペラ)を訪れました。

ベルリンのオペラ劇場は、Staatsoper Unter den Linden(ベルリン国立歌劇場)と、このDeutsche Oper Berlinと、Komische Oper Berlin(ベルリン・コーミッシェ・オーパー:オペレッタやミュージカルが上演されます)の3つがあります。

このDeutsche Oper Berlinは、2番めに古くて、1912年に、市民が気軽にオペラを楽しめるようにと作られました。

世界大戦で焼け落ちますが、1961年には、旧西側のオペラ劇場として再建されました。

Damen ダーメン(婦人)の「D」だけが示されている女性用トイレ

ミニマリズムをあらゆるところに感じられるモダンな作りですが、1859席もの広い観客席は圧巻だったことでしょう。

上演開始のあいさつに「クーラーの効いたベルリン・ドイツ・オペラへようこそ」と言われ、会場からは拍手があがりました。(友人からも「オペラに行くのは賢い(暑さ対策の)選択だ」とほめられました。ちなみにドイツのクーラー設置率は20%といわれます。)

演目は「Zar und Zimmermann ツァール・ウント・ツィマーマン(ロシア皇帝と船大工)」でした。

ロシア皇帝が造船技術を学ぶために、お忍びでオランダ造船所で大工として働くのですが、同じ造船所に、Peterペーターという同じ名前のロシア脱走兵も潜伏していて、彼が皇帝と間違えられる、というドタバタ喜劇です。

初演が1837年ライプツィヒです。

ベルリンでの演出は、しかし、現代風に仕上がっています。序曲が演奏されている間に、舞台設定が提示されます。

架空の国「チリキスタン」の皇帝が、西側諸国へ潜入しています。その作戦を秘密裏に遂行するため、その様子を諜報本部が把握しようとしています。

その国では、プロパガンダの映像が流されていて、それはピンク色が基調のアニメによる理想郷ですが、北朝鮮を連想させるデザインになっています。

いまロシアを取り上げる危うさをうまくかわしているとも言えます。

個人的には、脱走兵ペーター役のテノールの声に惹かれましたし、合唱団の演技や歌唱力がすばらしいと思いました。

有名な「木靴の踊り」は、タップダンスでした。これを見た人はみんな、タップダンスを始めたくなるのではないかと思うほど、観客を惹き付けていました。

休憩時間(21時頃)の窓の外です。うまく色が再現されていませんが、西の空が少し不気味な(黄色ではなくて)赤い色をしていました。嵐でも来るのか、と受付の女性が話していました。

初めから終わりまで、わかりやすく笑いにあふれていて楽しめました。リフレッシュしました。

外は嵐でした。これで少しは気温が下がるでしょうか。