やっとこの日がきました。夏に会う予定にしていたのですが、今年はドイツも暑かったため断念したのでした。
朝食をゆっくり食べてからアパートを出て、ドイチュラント・チケットを使って、マークデブルクで乗り換えて、ライプツィヒに向かいました。



ライプツィヒでの食事は、夫の提案で、自炊をさせてもらうことになっていました。水くさいようですが、お互いに無理しないで楽しめるようにしたかったので。そのため、到着後にスーパーで買い物をしました。
日曜日ですから、一般の店舗は閉まっています。駅のスーパーが開店しますが、正午まで待たなければなりません。買い物客がどんどん集まってきます。


パンやチーズ、レタスやブドウなどを買って、友人宅に向かいました。
友人の家には、2階(日本での3階)に、寝室と居間と台所とトイレがあります。それをみんな自由に使っていい、という気前のいいおもてなしに、感激して、好奇心いっぱいで探検して回りました。
築90年以上のとんがり屋根住宅です。家具や食器など、博物館で見るような、古くて心地よいデザインがあちこちに残されています。ピシッとアイロンのかかったシーツや、昔なつかしいキャラクターのバスタオルや、いろいろなものを大切にして生活していることが、あちこちで感じられました。
コーヒーを入れてもらって、4人で少し話したあと、私たちは2人で街へ出かけました。ライプツィヒ歌劇場で上演される オペラ「La Traviata ラ・トラヴィアータ(椿姫)」のチケット(19€)を購入していたからです。街まで歩いてみることにしました。










La Traviata(椿姫)の演出は、伝統的で落ち着いたものでした。
19世紀パリ。高級娼婦 Violetta ヴィオレッタと、青年 Alfredo アルフレードとの恋愛が、彼の父親 Giorgio ジョルジオの名誉心の介入によって、引き裂かれます。
30年くらい前にも一度、観たことがあります。当時は、有名な「乾杯の歌」や、美しいアリアに関心が寄っていたように思います。
今回は、むしろ父親に親近感を覚えたり、「息子のために別れてくれ」と迫るジョルジオと、「絶対いやです」と答えるヴィオレッタの、相容れない絶望的なぶつかり合いのメロディに惹かれたりしました。

友人宅に帰ると、部屋の窓から Völkerschlachtedenkmal 諸国民戦争記念碑 がライトアップされているのが見えました。

2日目の朝は、一面 霧に覆われていましたが、霧が晴れてくるにしたがって、徐々に記念碑も姿を現しました。今日もいいお天気になりそうです。

2日目は、一日中、快晴に恵まれて、友人の車で旅行を楽しみました。

そして、夜はワインの会でした。ワインは、毎年、お目当てのワイナリーまで旅行して、何本も買ってくるのだそうです。ワインの味はあまり知りませんが、軽くてジューシーで上品な香りがしました。
私は、もっぱら、みんなの話しているのを聞いています。日本でも、だいだいそうで、私が話す日本語は、相槌か質問のどちらかです。そんなのが、急にドイツ語を話せるはずがありません。こちらに来て7ヶ月ですが、相槌は打てないので、質問ばかりが上達します。といっても、のべ時間はせいぜい10時間くらいでしょう。話さないのだから、話せるようにならないのも当然です。
この夜は、それがプラス10分くらいにはなったかもしれません。でも、緊張せずにことばが出てくるのには自分でも驚きました。
それに、生活で使うフレーズは、知らないことが多くて、いろいろな場面で新鮮な学びがありました。ゆっくりはっきり話してくれるので、聞こえてくる、というのがありがたかったです。前置詞や方向副詞などの使われ方から、ドイツ人の頭のなかの動きが、位置関係や場所の移動を見ているみたいに想像できて、おもしろいなと思って聞いていました。


快活で寛容な友人たちのホスピタリティには、ほんとに感心しました。わくわくして、心地よくて、忘れられない2日間になりました。
(2日目の遠足については記事を改めます)

