Tafel ターフェル (フードバンク)

くらし

以前から関心のあった Tafel ターフェル (フードバンク)に参加してきました。

私ひとりでは難しいので、タンデム・パートナーのBさんにお願いしました。Tafel ターフェル事業の担当者に、私もボランティア人材として登録してもらいたいことを、伝えてもらうことになりました。

着いた場所は、Berliner Großmarkt といって、動物園前から3kmばかり北上したところにある、Moabitモアビット地区の巨大な食品卸売市場です。

S‐Bahn の環状線のすぐ外側、街の中心部にある運河との間に挟まれた場所で、トラックが何台も入ってきます。

市内のさまざまな事業者から、寄付の食品が運び込まれます。

フォークリフトでつかう木製パレットが入口に積まれています
手前に見える白い Halle ハレ‐1(第1棟)が、その活動拠点です。
Berlin tafel e.v. ベルリナー・ターフェル のトラックが見えます。
Paul Gerhardt werk パウル・ゲルハルト・ヴェルク は、ドイツキリスト教福祉団体で、協力団体のひとつです。スマホを向けていると、作業中の彼が「こんな感じにしてみようか」とポーズをとってくれました。

ボランティアに参加したい人は、インターネットで個人情報を登録し、現地でオリエンテーションを受けて、保険に加入します。

ビデオなどで、基本的な作業のやり方を学びます。
足の上に重いものが落ちてもケガしないように、安全靴に履き替えます。サイズ別の棚です。
使用後は、スプレーで消毒しますが、気になる人は、履き替え用の靴下を持参するといいかもしれません。

Berlin tafel e.v. ベルリナー・ターフェル は、1993年に設立されたそうです。食品ロスの削減や、貧困者の支援をめざす、ボランティア団体です。

大きく3つの活動があります。

「Tafel Berlin Klassik」(ベルリン・タッフェル・クラシック)は、スーパーなどで販売できなくなったけれども、まだ食べられる食品を集めて、無料で提供します。

「Laib und Seele」(ライプ・ウント・ゼーレ)は、「身も心も」というドイツ語の慣用句を採用した名前で、食品を届けるとともに、困窮の情況に耳を傾け、心のケアをすることを目的としています。おもに教会などが活動しています。

「KIMBA」Kinder-IMbiss-Aktiv(キンバ:活動的な子どもスナック)では、6歳~16歳の子どもたちに、健康な食事や料理の楽しさを経験してもらうため、バスや貨車を改造した移動式キッチンで、食育や料理のワークショップをします。

私が今回、参加させてもらったのは、1つ目の Tafel Berlin Klassik(ベルリン・タッフェル・クラシック)です。

4種類の高さの折りたたみコンテナ
折りたたみコンテナの高さは、食品ごとに細かく決められています。
廃棄処分にすべき基準を、わかりやすく写真で示してあります。
棚を掃除する洗剤と消毒液、使い捨てゴム手袋、手の消毒液、エプロンなどが用意されています。

年間660トンの食品が集まり、3000以上のボランティアによって仕訳され、165000人の生活困難者に届けられるそうです。

集められた食品は、市内各地の配給所、子ども食堂、児童施設、ホームレス支援団体などのところに配られるそうです。

野菜や果物の仕分けはすこし難しいので、私はパンの仕分け部門に、Bさんといっしょに、つかせてもらいました。

乾いたパンは、高さ16cmのコンテナに入れて、ビニールで覆い、甘いパンは13cmのコンテナに入れて、冷蔵庫で保管します。

参加している人のなかには、経済的に苦しそうな人が少なくありませんでした。

ある女性は、歯がいくつも抜けていて、かつて歯科医にかかることが出来なかったことがあったのだろうと想像しました。Bさんは、貧しい人たちには連帯感があって、このような活動に参加したい人が多いのだろうと言っていました。

途中で、部所内で交代して、食堂へ行きます。パンやスープやサラダが用意され、ペットボトルの水も置いてあります。仕分けしている食品をもってきて食べてもOKです。

じゃがいもとネギのスープ、白アスパラのサラダ、トマトフェタサラダ、キャベツの酢漬けのサラダ、酢漬けニシンのサラダ
白アスパラのサラダと、酢漬けニシンのサラダを、いただきました。どちらもさっぱりして美味しかったので、翌日、材料を買って、さっそく夕飯に作ってみました。