Hamburger Bahnhof - Nationalgalerie der Gegenwart ハンブルガー・バーンホフ(ハンブルク駅 現代ナショナルギャラリー)

観光・旅行

日本を発つ前に送った船便15kgの2個のうち、1個目は、ドイツの関税で1か月間とどまった後に、なんと、日本へ送り返されてしまったそうです。

私たちのアパートまでは来たらしいのですが、アパート全世帯の呼び鈴がある場所に、私たちの名前が見つからなかったためらしいです。

ほかの郵便物は、難なく届いていたので、驚きました。なんとかならなかったかと悔やまれますが、後の祭りです。

その荷物は、さらにまた3か月かけて、日本へ届くのならば、こちらの滞在期間の半分が過ぎることになるな、と苦笑しました。

ただ、重要な本も入っていたので、箱ごと紛失したり、捨てられたりしたのでなくて、良かったです。子どもたちに頼んで、日本に届いたら再度、重要なものだけでも送ってもらうことにしました。

ついてないときは、いろいろ重なるもので、夫が病院にかかることになりました。

ひとつは歯医者で、奥歯の被せ物が外れたためです。

私たちが加入している歯科の保険は、滞在の全期間で200ユーロまでを保障します。保障内容としては、緊急の(痛み止めなどの)処置はできますが、新しく被せ物を作ることなどはできません。ですから、今回は、外れた被せ物を持ち込んで、被せ直しをお願いすることにしました。

もうひとつの病院は整形外科で、ふくらはぎの軽い肉離れのためです。

夫は、近所のサッカーチームに属しています。ベルリンのサッカー連盟には、シニアリーグもあって、通常よりも少し狭いピッチで競技し、年齢層に応じた特別なルールが採用されているようです。

おかげで彼は、ののしり言葉のドイツ語をだいぶん勉強できたそうです。チーム仲間からは、「SHINJI」と呼ばれています。彼の名前は「シンジ」ではありませんが、きっと岡崎慎司にあやかって、そう呼んでくれているのでしょう。

彼は、日本にいたときのように、全身をトレーニングするような機会がないので、週に1回のサッカーだけをするのでは、却ってケガしやすいようだと感じています。残念ながら、しばらくサッカーは諦めて、足を引きずって歩かなければなりません。

さて、今日は、博物館カードを使って、
Hamburger Bahnhof - Nationalgalerie der Gegenwart
ハンブルク・バーンホフ – ナチオナールガレリー・デア・ゲーゲンヴァルト
(ハンブルク駅 現代ナショナルギャラリー)に行きました。

1時間の無料のFührung フュールンク(ガイド)があるので、挑戦してみることにしました。1時間も集中力が続かないので、録音させてもらって家で聞き直しました。

ベルリン中央駅を北側に出て、
東方向に少し歩くと、銘板があります。

建物に入ると途端に、とても濃い木の香りがしました。

博物館や美術館で過ごすのが苦手な私は、疲れてその場で眠ってしまうことも多いのですが、この新鮮な木の香りは、私の体にとてもいい効果があるようでした。

電車の疲れもほぐれて、だんだん元気が出てきて、周囲の人たちを見ていると、いっしょに積み上げてみたいと思えてくるほどでした。

これを企画したアーティストは Lina Lapelytė リナ・ラペリテという、リトアニア人で、木材の多くはリトアニアから運ばれたそうです。10cm立方の積み木400,000個が置かれているそうです。

熱中している男性も少なくなかったです。

積み上げるのも自由だし、壊すのも自由です。

午後も遅くなると、家族連れが増えて、係員の人たちが、人数制限をしたり、積み木を一部に寄せて通路を広げたり、忙しくしておられました。この企画が人気なのもよく想像できます。

そうこうしていると、ガイドの時間になりました。初めに、このベルリン・ハンブルク駅の歴史を紹介してもらいました。

もともとハンブルクとベルリンとを結ぶ路線として作られ、往き・還りがそれぞれ2線ずつあるだけの小さな駅だったそうです。まもなく輸送量が追いつかなくなり、早々と、鉄道駅としての使命は終わったそうです。

東西を隔てる壁のすぐ西側に、ベルリン・ハンブルク駅はありました。ところが、西側なのに、東ドイツが所蔵していました。ソビエトとの取り決めでした。所蔵はしていても、放置していたので、荒れ放題だったそうです。
壁の一部が残されています。
1847年鉄道路線として建設される 1884年旅客輸送が始まる 1906年博物館として開館する 1943年第二次世界大戦で破壊される 1949年東ドイツに譲渡される 1984年西ドイツに譲渡され、改修される 1996年現代美術館として開館する

次に、メインの積み木の広場から、奥に入った、別室の展示を説明してもらいました。

オペラ「out of time」

Petrit Halilaj ペトリット・ハリライはコソボ人です。コソボ紛争で、家を焼かれ、難民キャンプで生活していた人です。そのトラウマが彼の創作意欲になっているのだそうです。

鳥は、国境を超えてはばたく「自由」の象徴だそうです。
キツネとニワトリのカップル

キツネとニワトリ、捕食者と被食者という、この異様なカップルは、異質な者同士が共存できる世界を表現しているとのことでした。また彼は、コソボではダブー視されている、同性愛者でした。

次は別の人の作品です。

今ベルリンで開催されているものや、これから開催されるもののポスターが貼られています。

続きの部屋には、Jeewmy Shaw というカナダ人のビデオ作品がありました。大きな7つのスクリーンに別々の映像が流されるものでした。

同時に進行しているダンスを、別々の人に焦点を当てて映し出しているスクリーンなどでしたが、私が思わず見入ったのは、リンパのマッサージや、経穴刺激などを、ていねいに施術しているビデオでした。

帰りに、Zoologischergarten ツォーロギッシャガルテン(動物園前)で、デモに遭遇しました。

アメリカに亡命中の Reza Pahlavi パーレビ皇太子の写真を掲げている人もいました。

イラン政府への制裁や、イラン外交官のドイツからの追放を訴えているそうです。このデモはこれまでもずっと続いていて、少なくとも6月末までの予定が、インターネットにすでに発表されています。